2019/11/3
ヘッドホンを使った後は、どうしていますか?普通のフックで代用し、落下してヘッドホンを痛めた事は無いでしょうか。また自作するにも面倒ですね。
そんな時、ヘッドホンスタンドやヘッドホンハンガーを使うと、整理ができて安心してヘッドホンが保管できますよ。
この記事では、ヘッドホンスタンド/ハンガーを徹底調査し、おすすめの製品や、メリット・選び方についても判り易く解説しました。更にとっておきのメンテナンス方法についても解説しました。
それでは、ご覧下さい。
ヘッドホンスタンド/ハンガーにはこんなメリットがある
- ヘッドホンを守る
- スペースを有効活用する
- インテリアとして楽しめる(ヘッドホンスタンド)
ヘッドホンスタンドとは、その名のとうり、ヘッドホンを乗せて(掛けて)、机等の上に設置するスタンドです。またヘッドホンハンガーとは、棚や机等に固定して、ヘッドホンを吊り下げるものです。
<注記>本記事では、「ヘッドホンスタンドとヘッドホンハンガー」を、「ヘッドホンスタンド/ハンガー」と省略して記述します。
ヘッドホンスタンドやハンガーって、本当に必要なの?
勿論です。必要な理由について、これから詳しく説明します
ヘッドホンを守る
・破壊や変形から守ります
机の上等が散らかっていて、ヘッドホンが隠れていると、誤ってヘッドホンの上に物を置いたりして壊す事が有ります。もし、これが大切なヘッドホンだったら、ショックですよね。
また、ヘッドホンの左右のイヤパッドは、柔らかい素材で作られている為、長期間接触した状態でいると、変形する事が有ります。ヘッドホンスタンドを使えば、この様なトラブルが防げますね。
・水(湿気)から守ります
机の上のコーヒーカップを誤って倒してしまった時に、そこにヘッドホンが有ったら大変ですよね。実は、私にはそんな失敗談が有ります。幸い、パッドが濡れた程度で済みましたが、ドライバユニット(駆動部)まで濡れたら、買い換えになったかも知れません。
またドライバユニットは、一般的に湿度が高い事を嫌います。ヘッドホンスタンド/ハンガーで、大切なヘッドホンが故障しない様にしたいですよね。
・ヘッドホンカバーに入れると塵や埃から守ります
ヘッドホンのドライバユニットには、衝突を防いだり、小さなゴミ(塵や埃等)が入らない様に、”プロテクタ”がダイアフラム(振動板)の手前についています。
しかし、コンデンサー(静電)型ヘッドホンは、細かなゴミを静電気の原理で吸い寄せる為、保管時はヘッドホン・カバーに収納する必用が有ります。
私は過去に、静電型ヘッドホンをカバーしないで使っていたところ、ビビリ音が発生し故障したので廃却しました。修理代が高額だったからです。高価なヘッドホンは、特に注意したいですよね。
スペースを有効活用する
ヘッドホンをそのまま机の上等に置いていると、意外と広い場所を占領して邪魔になります。ヘッドホンスタンド/ハンガーを使うと、整理されてスペースの有効活用が出来ます。更に、気持ちもすっきりしますよね。
また、コードが収納できるヘッドホンスタンドも有りますので、使う時にサッと取出せて便利です。
インテリアとして楽しめる(ヘッドホンスタンド)
ヘッドホンスタンドには、単に機能面だけでなく、お部屋のインテリアとして楽しめるおしゃれなデザインが施された製品が有ります。素材もアクリルや艶消しアルミニウム、天然木等様々な製品が有りますので、お好みに合わせて選びましょう。
次に、ヘッドホンスタンド/ハンガーの選び方について、4つのポイントに纏めましたので、ご覧下さい。
ヘッドホンスタンド/ハンガーの選び方
- 設置場所(必ずご確認下さい)
- ヘッドホンのサイズ(必ずご確認下さい)
- 安定性(ヘッドホンスタンド)
- 素材
ヘッドホンスタンド/ハンガーの選び方について、4つのポイントに纏めました。初めての方でも判り易い様に解説しましたので、気軽にお読み下さい。この内、「設置場所」と「ヘッドホンのサイズ」は特に重要なポイントですので、必ず確認しましょう。
設置場所
設置場所に余裕がある場合や、大切な、大型なヘッドホンをお持ちの場合は、ヘッドホンスタンドを使いましょう。逆に、設置場所に余裕が無い場合や、落下しても問題無い(と考えている?)ヘッドホンは、ヘッドホンハンガー(机等に固定して、吊り下げるタイプ)を使いましょう。
私のヘッドホンは大型だけど、机の上は狭いから、どうしてもヘッドホンハンガーにしたいけど。
落下防止の為に、洗濯ネットを外れない様に掛けて、その中にヘッドホンを入れたらどうでしょうか。
ヘッドホンのサイズ
ヘッドホンスタンドを選ぶ場合、ヘッドホンの高さとヘッドバンドの幅にご注意下さい。ヘッドホンスタンドのフック部分の高さが、ヘッドバンドの最上部より必ず高い事と、フック部分の幅が、ヘッドバンドの幅より広いものを選びましょう。
ヘッドホンスタンドは、ちょっと手が当たっても大切なヘッドホンが落ちない事が重要です。
ヘッドホンハンガーを選ぶ場合は、フック部分の幅が、ヘッドバンドの幅より広いものを選びましょう。ハンガータイプは、ヘッドホンが落下すると故障する危険が有りますので、重いヘッドホンには使用しない方が良いでしょう。
安定性(ヘッドホンスタンド)
大型のヘッドホンをお使いの場合は、安定性が良いヘッドホンスタンドが良いでしょう。
天然木等を使った重いヘッドホンスタンドなら転倒し難いですし、オメガ形状(ヘッドホンの接触する面積が大きい)ヘッドホンスタンドなら、ヘッドホンがズレ難いです。
オメガ形状のスタンドって、結構大きいわね。。。買う前に場所の確保が必用かも。
素材
ヘッドホンスタンド/ハンガーの素材の多くは、樹脂、金属、木の3つに分類されます(これらを組合わせた物も含む)。素材による効果は、外観(高級感)や使用感(手で触った感触)です。
高級感を求めるなら、艶消し加工の金属や天然木の製品が良いでしょう。フック部分にラバー加工した製品や、天然木の製品は、ヘッドホンを傷つけ難いです。
選び方がお判りになりましたか? では、ヘッドホンスタンド/ハンガーについて、お薦めの6機種をご紹介致しましょう。
ヘッドホンスタンド/ハンガーのおすすめ7選
ヘッドホンスタンド(ハンガー)選ぶにあたっては、買って損をしないコスパ(一部高級品を除く)と、安定性が高くヘッドホンに優しい(ダメージが少ない)ものを重視しました。
また、メーカーの公式サイトが確認できなかった製品は、購入後の問い合せが難しいと判断し除いております。
それでは、お薦めのヘッドホンスタンドからご紹介しましょう。
サンワサプライ PDA-STN15BK
引用先:YouTube)サンワサプライ
<お薦めポイント> 様々なヘッドホンに対応し、イヤパッドが支柱に触れない優しい造り
サンワサプライは、コンピュータのサプライ品やパソコンの周辺機器を数多く製造・販売する国内メーカーです。高さが約26cm迄のヘッドホン迄対応しており、台座にはヘッドホンケーブルやイヤホン等が置けます。これは便利ですね。
ヘッドホンバンドを支える部分には、アーチ形状のシリコーンゴムを使い、傷に配慮すると同時にズレ難い様になっています。また、支柱が傾斜している為、ヘッドホンパッドが直接支柱に当たらない優しい設計です。
サイズ | W150×D150×H255mm |
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色 | ブラック |
公式サイト | サンワサプライ株式会社 |
Satechi(サテチ)ST-AHSHU3M
出典:Amazon.co.jp
<お薦めポイント> USBハブが付いた上品なデザインのスタンド
Satechi(サテチ)は、米国のメーカーで、Apple製品と相性の良い上品なデザインの周辺機器(スマホスタンド、マウス等)を取り扱っています。
本製品は、通信(充電)用のUSBハブが付いており、上品なデザインに機能性が追加されたヘッドホンスタンドです。色は、スペースグレイ、ローズゴールドから、お好きな色が選択できます。
サイズ | 20.3 x 21 x 3.8 cm |
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色 | スペースグレイ、ローズゴールド |
公式サイト | Satechi(英語) |
SAMDI(サムディ)123
SAMDI (サムディ) 木製ヘッドホンスタンド ハンガー ウッド ヘッドフォン 収納 保管 ウォールナット材 天然木 おしゃれ ◇SAMDI-123
出典:ワールドマーケット・楽天市場店
<お薦めポイント> 高級感がある天然木のオメガ型のスタンド
この製品を販売するSAMDI社は、家電・パソコン・オフィス用品等の木材工芸品を製造している海外(中国)メーカーです。(輸入発売元:株式会社日本トラストテクノロジー)
横から見ると、オメガ型の形状をしたヘッドホンスタンドです。ヘッドホンをぴったり掛けられる為、ずり落ちにくいメリットが有ります。また、ウォールナット材を美しい形に仕上げられており、インテリア性が高いスタンドです。
色は、ベージュとブラウンの2種類です。
サイズ | 26 x 17 x 11 cm |
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色 | ウォルナット、バーチ |
公式サイト | 日本トラストテクノロジー(samdi製品) |
STAX(スタックス) HPS-2
出典:Amazon.co.jp
<お薦めポイント> 高級感がある天然木のスタンド 純正ヘッドホンカバーが追加できる
STAXと言えば、世界初のコンデンサー(静電型)ヘッドホンを発売した国内のメーカーです。(STAXでは、ヘッドホンを”イヤースピーカー”と呼んでいます) このヘッドホンスタンド(イヤースピーカースタンド)は、天然木を使った贅沢な作りで、とても高級感が有ります。
また、静電型ヘッドホンは、塵等が振動板に付きやすい為、これを防ぐ必用が有ります。STAX純正のヘッドホンカバー「スタックス プロテクションカバーSTAX CPC-1 」がオプションで有るので、大切なヘッドホンを守る為にも是非一緒に使いましょう。
<御参考> このヘッドホンスタンドにキッチンペーパーを使うと、ヘッドパッドの汚れ取りができます。ちょっと、その方法を観てみましょう。
引用先:YouTube)stax
サイズ | 29.6 x 11 x 10.8 cm |
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色(素材) | 天然木 |
公式サイト | 有限会社スタックス |
では次に、お薦めのヘッドホンハンガーをご紹介しましょう。ヘッドホンハンガーは、何といっても値段が安い事が特徴です。フックの位置を回転できたりしますので、オペレーター業務等に持ってこいですよ。
サンワサプライ PDA-STN18BK
引用先:YouTube)サンワサプライ
<お薦めポイント> 回転式ヘッドホンハンガー 業務用にも使える
デスクや棚等に、簡単に設置できるヘッドホンハンガーです。ヘッドホンを掛ける部分は、ヘッドバンドを傷付けない様に、レザー調のソフトクッションが付いています。
また、360°回転できる為、コールセンター等の多人数の業務用にも使えそうですね。
サイズ | W40×D100×H115mm |
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色 | ブラック |
公式サイト | サンワサプライ株式会社 |
オーディオテクニカ AT-HPH300
出典:Amazon.co.jp
<お薦めポイント> 人気のヘッドホンハンガー
オーディオテクニカの人気が高いヘッドホンハンガーです。オーディオテクニカのヘッドホンをお持ちの場合は、メーカーを揃えたい場合に有効です。2011年発売のロングランの製品です。
サイズ | H200×W130×D45mm |
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色 | ブラック |
公式サイト | 株式会社オーディオテクニカ |
NBROS NB-HSTA02SM
出典:Amazon.co.jp
<お薦めポイント>磁石で付けられるヘッドホンハンガー
NBROS(エヌブロス)は、日本の板金メーカー長尾製作所が企画し、製造を行うオリジナルブランドです。設置場所を時々移動する場合に便利なヘッドホンハンガーです。
サイズ | H76×W44×D50mm |
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色 | ブラック |
公式サイト | 長尾製作所 |
ヘッドホンのメンテナンス方法
- 皮脂等でパッドが劣化する
- 不衛生となる
- プラグ等金属部分が劣化する
ヘッドホンは、メンテナンスが必要な事はご存じでしょうか? 大事なヘッドホンは、経年変化を抑える為にメンテナンスが必要です。
またヘッドホンを暫く使っていると、ヘッドホンパッドやバンドに汚れがつきます。特にヘッドホンパッドについては、皮脂汚れを取らないで放置すると、ボロボロになったりしますので注意が必要です。
ここでは面倒なヘッドホンのメンテナンスについて、市販品で簡単にできる方法も解説しています。
中性洗剤でメンテナンスする方法
- ヘッドホンパッドの加水分解(劣化)を抑制する
- パッド等の汚れを取る
- パッド等を除菌する
- パッド等に光沢(艶)を与える
ヘッドホンをメンテナンスする内容は、上表のとおりです。中性洗剤でメンテナンスするメリットは、簡単に安価にできる事です。デメリットは、金属部分には使用できず、光沢が出ません。
メンテナンス方法は、中性洗剤と水を綺麗な布に適度に付け、固くしぼってパッドやバンド等をゆっくり拭くだけです。清掃頻度は、使用後毎回がベストですが、面倒ならば週に1回等に決めて頂いても結構です。
市販品でメンテナンスする方法
市販のヘッドホン専用のメンテナンス品なら、前述のヘッドホンのメンテナンスする内容が殆ど解決します。しかも通常は、クリーニング方法の説明も付いていますので、安心です。
おすすめのヘッドホン専用のメンテナンス品を次にご紹介します。1000円程度で購入できますので、大切なヘッドホンを守るなら、1本は備えておきたいですよね。
ヘッドホンパッドやバンドのクリーナーです。天然由来成分なので安心して使えます。
プラグ等の金属部分に使うクリーナーです。高い洗浄力と殺菌力を持つ洗浄液です。
おわりに
如何でしたか。私はヘッドホンスタンドを自作しようと、ヘッドホンの大きさやベースの重量等を検討していく内に時間が経ってしまい、結局は専用のヘッドホンスタンドを購入した方が、簡単で安心して使える事に気づきました。
また、皆さんの愛用のヘッドホンを長くお使い頂きたい為に、ヘッドホンのメンテナンス方法も掲載しました。ヘッドホンに限らず、製品を長持ちさせるには、それなりにメンテナンスが必要だと思います。
大切なヘッドホンを末永くお使い頂ける様に願っております。最後までお読み頂き有難う御座いました。